オースティン米国防長官=英ロンドンで2024年9月26日、ロイター

 イスラエル軍によるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点への空爆について、オースティン米国防長官は27日、米国の関与を否定した上で、「イスラエルからの事前の通知はなかった」と明らかにした。国防総省によると、オースティン氏はイスラエルのガラント国防相と電話で協議し、レバノンへの地上侵攻は「正しい道ではない」と伝えたという。

 またブリンケン米国務長官も27日の記者会見で、「当事者が今後数日の間に下す選択が、今後何年にもわたって重大な影響をもたらす」と述べ、外交的な解決の必要性を訴えた。

 米国は25日、フランスや日本などと共同で21日間の停戦を提案し、当事者に受け入れるよう呼びかけている。【ワシントン松井聡】

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