中国に批判的な論調で知られた香港の民主派系メディアの元編集長に対し、香港の裁判所は禁錮1年9か月の有罪判決を言い渡しました。
民主派系のインターネットメディア「立場新聞」の元編集長・鍾沛権氏や林紹桐氏は先月、過去の11の記事が中国政府や香港政府への憎悪を扇動する意図があったと香港の裁判所に認定され、有罪判決が下されました。
裁判所は26日、元編集長の鍾氏に禁錮1年9か月、林氏に禁錮11か月の量刑を言い渡しました。
香港メディアによりますと、1997年の中国返還以降、メディア関係者が記事をめぐって扇動の罪に問われたのは初めてで、司法が有罪判決を下したことで、言論活動がますます委縮する可能性があります。
また、中国政府に対し、批判的だった「リンゴ日報」の創業者・黎智英氏に対しては「海外勢力と共謀して国の安全を脅かした」などとして、香港国家安全維持法に違反した罪での裁判が続いています。
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