自民党の石破茂新総裁について中国社会科学院の専門家は「地に足がついた政治家」と評価しながらもアジア版NATOの創設は「緊張を高める」と警戒感をにじませました。

中国社会科学院日本研究所 孟明銘氏
「保守政治家の中では比較的穏健な人物だ。石破さんは日中関係の安定と発展に貢献するかもしれない」

 中国社会科学院日本研究所の専門家は、石破氏は「クリーンなイメージで地に足がついている」と評価しました。

 ただ、集団安全保障の枠組みとしてアジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設を主張していることについて「東アジアの緊張を高め全体の利益にならない」と指摘しました。

 また、8月に台湾を訪れたのは「台湾海峡の安定に資するものではなく両岸関係をあおるものだ」と批判しました。

20代女性
「(日中関係は)あまりよくない。歴史を長く学んだ影響もきっとある。でも良い方向に行ってほしい」

50代男性
「中国と日本の往来・ビジネス・経済・友好のために貢献してほしい。マイナスな部分を少なくしてほしい」

 一方、北京市民からは日中関係を改善させてほしいという声が聞かれました。

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