金杉憲治中国大使は深セン市で日本人学校の児童が襲われ、死亡した事件を念頭に、「中国での経済活動において在留邦人の安全は基礎だ」と述べ、当局に対し、安全確保に万全を期すよう要請しました。
金杉憲治中国大使はきょう午前、中国東北部の遼寧省で開かれている「国際投資貿易商談会」を視察しました。
この商談会は60を超える国と地域が参加する遼寧省最大のイベントですが、この中で金杉大使は日本人の安全確保への協力を訴えました。
金杉憲治 中国大使
「経済活動において在留邦人の安全は基礎であり、遼寧省においても安全確保のための更なるご配慮をお願いします」
その後、金杉大使は遼寧省の省都・瀋陽市の幹部王永威副書記と会談し、瀋陽にある日本人補習校の警備を強化するよう求めると共に、ネット上での日本に対する極端な言論を取り締まるよう要請しました。
これに対し、王副書記は「遺憾な事件で、引き続き皆さんの安全を守っていく」と応じたということです。
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