パリのエッフェル塔周辺の路上で暗躍する違法賭博集団が、警察に摘発されました。しかし、その後も出没していて、早くもいたちごっこの状態となっています。
パリのエッフェル塔周辺の路上では、長年、観光客を狙った違法賭博集団が、多い時で同時に5グループ以上暗躍していました。
サクラ役が取り囲むなか、胴元役が3つのカップのうち1つにボールを入れてシャッフルし、どこにボールが入っているかを当てる賭博で、胴元役がスポンジ製のボールを手に隠すなどして客側は勝てない仕組みになっていました。
オリンピック・パラリンピック期間中は、現場周辺の通行が規制されていたため姿を消していましたが、大会終了後、再び出没したため、パリ警視庁は22日から23日にかけて一斉摘発に乗り出しました。
エッフェル塔前のイエナ橋やオリンピックの開会式が行われたトロカデロ庭園などで違法な賭博集団や露天商らおよそ500人を排除して、賭博や無許可販売などの疑いで14人を逮捕しました。
ところが、一斉摘発があったばかりですが、エッフェル塔前の歩道では今も複数の違法賭博集団が活動しています。
現在、歩行者天国になっているイエナ橋を中心に、少なくとも4グループを確認できました。
警察官がパトロールで近付いてきた際はいったん解散するなど摘発対策を徹底していて、いたちごっこの状態はしばらく続きそうです。
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