アメリカ国防総省は、中東に派遣しているアメリカ軍の部隊を増員することを明らかにしました。緊迫化する中東情勢に対応するためとしています。

国防総省のライダー報道官は23日、「中東情勢の緊迫化を考慮し、現地の部隊を増強するために少数の兵士を追加派遣する」と明らかにしました。

部隊の詳細や活動目的などについては「作戦と安全保障上の理由」として、回答しませんでした。

イスラエルがイスラム教シーア派組織ヒズボラを攻撃するためにレバノン国内を空爆するなど、各地で戦闘が激化しており、ライダー氏は、「エスカレートすれば地域全体に戦闘が拡大する可能性がある」と危機感を示しました。

また、ライダー氏は、オースティン国防長官とイスラエルのガラント国防相が21日と22日に連続で電話会談を行ったと明らかにしました。

オースティン長官は外交手段による事態の解決の重要性を指摘したということです。

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