中国南部の広東省深セン市で、きのう、登校中に刃物で刺された日本人学校の男子児童が、きょう未明、死亡しました。

この事件は広東省深セン市できのう、保護者と登校中だった日本人学校の男子児童が男に腹部を刺されたもので、広州市の日本総領事館は、男子児童がきょう未明、搬送先の病院で死亡したと発表しました。

事件を受けて日本総領事館は、捜査状況などの情報共有を深セン市政府に求めているということです。

近所の人
「いまだにこんなことが起こるなんて、子どもは悪意も無いのになぜ傷つけたの?」

深セン市の日本人学校は今週は休校となるほか、上海市の日本人学校でも児童生徒が不安で登校できない場合は欠席扱いにしない措置をとるとしています。

また北京の日本人学校では警備が強化されました。

北京の日本人学校に通わせる親
「本当に衝撃ですし、背景がわからないのが怖いです。今日は心配だったので、子どもを(バス停まで)見送りに来ました」

事件を受けて、北京市民は…

北京市民
「(事件に)気がつきませんでした」
「(ニュースは)見ていません。中国人は日本に対して多少のマイナスの感情があるかもしれませんが、子どもたちに罪はありません。極端な方法を取ってはいけません」

中国国内での報道はあまりされておらず、北京市民からは「事件について知らない」という声が相次ぎました。

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