18日、中国南部・深センの路上で日本人学校の男子児童が襲われた事件。日本の総領事が、男子児童が死亡したと発表した。
■6月にも“襲撃”凶行再び
日本人の男子児童(10)が襲われた この記事の写真事件が起きたのは18日午前8時ごろ。親と一緒に登校中だった日本人の10歳の男子児童が襲われた。
男子児童は病院で治療を受けたが、19日未明に死亡した。
当局は児童を刃物で刺したとして、44歳の男の身柄を確保した。
中国・深センには、およそ3600人の日本人が暮らしているIT関連企業などが集まる深センには、およそ3600人の日本人が暮らしていて、児童が通う日本人学校には日本国籍を持つ小中学生がおよそ270人在籍している。
現場近くの住民「このような事件に触れるたびに怖くて、今の社会はどうなっているのか恐ろしく感じます」 6月には、東部・蘇州市でも
日本人学校に関連する事件は、6月にも起きている。
東部・蘇州市では、スクールバスを待っていた日本人の親子が男に切りつけられて負傷。止めようとした中国人女性が刺され死亡した。
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■事件が起こった日は「国恥の日」■事件が起こった日は「国恥の日」
9月18日は「柳条湖事件」が起きた日また9月18日は、満州事変のきっかけとなった「柳条湖事件」が起きた日でもある。
1931年、旧日本軍が南満州鉄道を爆破。これを中国軍によるものとした旧日本軍は軍事行動を起こし、中国東北部を占領。満州国の建国につながった。
9月18日は、中国では「国恥の日」とされているそのため中国では「国恥の日」とされていて、反日感情が高まりやすい日でもあるのだ。
中国政府は容疑者の取り調べが続いているとして、動機などを明らかにしていない。
金杉憲治駐中国大使これに対して、金杉憲治駐中国大使は、次のように述べた。
金杉駐中国大使「在留邦人の安全・安心が確保されなければ、日中関係の根本にも関わる話なので、中国側としてもしっかり対応してほしい」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年9月19日放送分より)
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