中国・深センで18日、日本人学校に登校中に襲われた男子児童が19日未明に亡くなり、地元では衝撃が広がっています。現地から報告です。

 (尾崎文康記者報告)
 登校中に突然、襲われた男児が亡くなるという最悪の結末に、地元の中国人からは「子どもたちにこんなことをするのは許せない」という怒りの声が上がっています。

在広州日本国領事館 貴島善子総領事
「日本人学校の児童ですが、19日の未明、お亡くなりになりました。ご家族の気持ちを思うと、言葉に言い表せない」

 広州の日本総領事館によりますと、18日朝、深セン市で母親と一緒に登校中に襲われた男児は、19日未明まで手術が続けられていましたが、死亡が確認されました。

 刺されたのは、腹部だったと説明しました。家族は極めて憔悴(しょうすい)した状態だということです。

目撃者の女性
「亡くなったの?亡くなったの?なんてかわいそうに。このような暴力は許されません」

 事件を目撃した中国人女性によりますと、男が取り押さえられるなか、男児は点滴を付けてすぐに救急車で運ばれたといいます。

 女性は「皆がこの事件に怒っている」と話しました。

 男の動機などは分かっておらず、政府は中国側に対して真相の解明と詳細な説明を求めています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。