ブリンケン米国務長官(ゲッティ=共同)

米国務省民主主義・人権・労働局を率いるギルクリスト氏は22日の記者会見で、ブリンケン長官が今週訪中し、王毅外相らと会談する際、中国の人権問題も提起すると明らかにした。新疆ウイグル自治区でジェノサイド(民族大量虐殺)が続いているとして非難するとみられる。

米中外相会談では中国が威圧的行動を続ける台湾海峡や南シナ海の情勢、ウクライナ侵攻などが主な議題となる見通し。人権問題は意見の対立が激しく、応酬となる可能性もある。

ブリンケン氏は22日公表した2023年版の人権報告書の序文で「中国共産党はウイグルでイスラム教徒や少数派を、ジェノサイドや人道に対する罪、強制労働の対象にしている」と指摘した。

ブリンケン氏は24~26日に上海と北京を訪問する。習近平国家主席と面会するかどうかも焦点となる。(共同)

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