アメリカのトランプ前大統領による不倫口止め料の改ざんを巡る事件の裁判で、本格的な審理が始まりました。

 トランプ前大統領は2016年の大統領選の際に不倫関係にあったとされる元ポルノ女優に13万ドルの口止め料を払い、これを隠すために業務記録を改ざんした罪に問われています。

 アメリカメディアによりますと、検察側は冒頭陳述で「犯罪的な陰謀と隠蔽だ」としたうえで、口止め料の支払いは「大統領選の行方を左右するものだった」と指摘しました。

 一方、弁護側は「今回の件はどれも犯罪ではない」として無罪を主張しました。

 法廷を出る際にトランプ前大統領は「裁判は非常に不公平で、私は選挙活動を許されるべきだ」などと述べ、バイデン政権による選挙妨害だと不満をあらわにしました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。