米国防総省のライダー報道官は22日、西アフリカ・ニジェールが求める駐留米軍の撤退について両国間で議論を開始したと記者団に明らかにした。国防総省と米アフリカ軍の代表団を派遣し「秩序だった撤退」を協議していると説明した。撤退時期は決まっていないとしている。
ニジェールなど軍事政権や強権国家の多いサハラ砂漠南部のサヘル地域はイスラム過激派の温床となっている。米軍が撤退すれば対テロ戦略への影響が懸念される。
ライダー氏は「アフリカの友好国と共に対テロの取り組みを続ける」と述べ、対応策を模索していると強調した。(共同)
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