ロシアによる侵攻が続くウクライナ第二の都市・北東部ハルキウで、テレビ塔が崩壊しました。ロシア軍の攻撃によるものとみられています。

ロイター通信によりますと、ウクライナ北東部のハルキウで22日、高さおよそ240メートルのテレビ塔が真っ二つに折れて上部が落下しました。

ハルキウの検察当局は、ロシア軍が巡航ミサイルで攻撃した可能性が高いとしたほか、ハルキウ州知事は「テレビ放送に障害が発生した」と明らかにしました。

作業員らは避難していたため、けが人はいなかったということです。

ゼレンスキー大統領はロシア軍の攻撃だと強調し「明らかな脅迫で、ハルキウの通信と情報へのアクセスを制限しようとするものだ」として強く非難。電話会談したアメリカのバイデン大統領にも、こうした被害状況を伝え、「ウクライナの都市や村を確実に守る防空システムの必要性が改めて強調された」として、防空システムの供与の可能性について議論したということです。

ロシア軍は、ウクライナへの侵攻開始直後の2022年3月にも首都キーウのテレビ塔を攻撃しています。

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