南シナ海での威圧を強める中国に対抗しようと、安全保障面での連携を強化するアメリカとフィリピンは、きょうから合同軍事演習を始めました。
フィリピンではきょう、アメリカ軍との定例の合同軍事演習「バリカタン」の開会式が行われました。
来月10日まで実施される「バリカタン」には、両軍からおよそ1万7000人が参加。相互運用性を高めることなどを目的に、敵艦の沈没や離島の奪還を想定した訓練を実施します。
また、今年は初めて、フィリピンの領海を越えた南シナ海の排他的経済水域で、フランス海軍などを加えての海上演習も行うということです。
南シナ海では中国艦船によるフィリピン船への放水砲の発射が相次ぐなど、領有権争いが激しさを増していて、中国側の反発も予想されます。
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