中国の王毅外相は21日、カンボジアの首都プノンペンを訪問し、ソック・チェンダ・サオピア副首相兼外相と会談した。王氏は、カンボジアが加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力を前進させたいと強調。加盟国の取り込みに注力する構えを見せ、日本や米国などをけん制した。中国国営通信新華社が報じた。
王氏は18日からインドネシアやパプアニューギニアを歴訪し、23日に帰国予定。友好国との関係を強化し、アジア太平洋地域の国際秩序構築を主導したい狙いだ。
ソック・チェンダ・サオピア氏は会談で「地域の平和と安定を維持するため中国と協力したい」と指摘。東アジア協力の発展を支えるとし、地域に混乱をもたらす外国勢力には反対する考えを示した。
外交筋によると、王氏は22日、フン・マネット首相や政権与党カンボジア人民党党首のフン・セン氏と会談する予定だ。(共同)
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