イスラム組織「ハマス」がガザ地区の停戦に向けた橋渡し案での合意を拒否したことを受け、アメリカ・バイデン政権の高官は緊張激化を回避するために取り組みを続けていると述べました。

アメリカ サリバン大統領補佐官
「今、私が信じているのは地域のすべての当事者に緊張緩和と安定に向けて努力する義務があるということだ」

 バイデン政権で国家安全保障を担当するサリバン大統領補佐官は25日の会見で、早期の停戦合意が見通せなくなった今なお、エジプト・カイロでイスラエルをはじめとする関係各国とともに合意に向けた取り組みを続けていると強調しました。

 また、イスラエルと親イラン組織の「ヒズボラ」との間で攻撃の応酬があったことに懸念を示し、「地域の大規模な衝突に発展しないことを望んでいる」と述べました。

 そのうえで、バイデン政権としてイスラエル側と現状の見立てや分析を共有するなどして「可能な限り緊密に連携していく」としています。

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