レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが25日、イスラエルに対して、無人航空機(ドローン)やロケット弾による大規模な攻撃を始めた。ロイター通信によると、ヒズボラは7月にイスラエル軍に殺害された幹部の「報復だ」としている。イスラエルも「予防的な攻撃」としてレバノン南部で大規模な攻撃を行っており、23年10月から散発的な衝突を続けてきた両者の紛争がエスカレートする恐れがある。
ロイターや中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、ヒズボラは70発以上のロケット弾をイスラエル側に発射した。イスラエルの軍事施設や防空システムなどを標的にしているという。イスラエルも防空システムで迎撃しており、被害の状況は不明だ。
イスラエルのガラント国防相は25日早朝、48時間にわたる「緊急事態」を宣言した。【エルサレム松岡大地】
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