パレスチナ自治区ガザの停戦などをめぐる交渉が行われている中、イスラエル軍は24日もガザ全土で病院などを狙った攻撃を行い、多くの市民が死亡しています。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによりますと、24日、住宅や病院、避難した住民らが生活するテントを狙った攻撃がガザ全土で相次ぎ、71人が死亡しました。

こうしたなか、ロイター通信はイスラム組織ハマスの代表団がエジプトの首都カイロに到着したと報じました。

カイロでは、ガザでの停戦などをめぐる交渉が行われていて、イスラエルや仲介をするアメリカなどの代表団が協議を続けています。

ハマスは協議には参加しないということですが、仲介国のエジプトやカタールから交渉の進捗状況について説明を受けるものとみられます。

ただ、ロイター通信は24日の協議についてパレスチナ側の関係者の話として、「話し合いに進展はなかった。イスラエルはガザとエジプトとの境界にある緩衝地帯の支配権を手放そうとしない」としていて、イスラエルとハマス双方の隔たりは依然大きく、交渉の先行きは見通せないままです。

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