世界の主要な中央銀行トップらが集うジャクソンホール会議でFRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は、「政策調整の時は来た」と述べ9月の利下げを強く示唆しました。
FRB パウエル議長
「政策調整の時が来た。方向性は明確であり、利下げのタイミングとペースは、今後発表されるデータや見通し、リスクのバランスによって決まる」
今月初め、アメリカ経済の先行きに対する懸念から世界同時株安となるなどアメリカの金融政策に大きな注目が集まるなか、FRBのパウエル議長は9月の利下げを強く示唆しました。
市場では0.5%の大幅利下げの見方も出ていますが、今後の経済指標次第としています。
また、「労働市場のさらなる減速は歓迎しない」と述べ、雇用の悪化を防ぐ考えを強調しました。
パウエル氏の発言を受けてニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、400ドル以上上昇しました。
また、外国為替市場では円高・ドル安が進み一時、1ドル=144円台をつけました。
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