福島第一原発の処理水の放出が始まってから、24日で1年です。中国が禁止している日本産海産物の輸入再開のめどはたっていません。

中国外務省 毛寧報道官
「日本は周辺国と十分な協議のない状況で一方的に海洋放出を始め、全世界にリスクを転嫁している」

 23日、中国外務省は処理水放出に関する批判を改めて表明したうえで、「日本とは意思疎通を保っている」と述べました。

 日本と中国は6月に「建設的な態度で協議を加速する」ことで一致しましたが、中国側は独自の観測メカニズムの設立などを求め、日本産海産物の輸入再開の見通しは立っていません。

 また、いまだに1日2万件を超える迷惑電話が、北京の日本大使館にかかっているということです。

 日本政府は引き続き安全性をアピールし、日本産海産物の輸入再開を求める考えです。

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