11月の米大統領選で返り咲きを目指す共和党のドナルド・トランプ前大統領の陣営は16日、政権移行チーム幹部の陣容を発表した。長男ジュニア氏と次男エリック氏が名誉議長に名を連ねており、当選した場合の政府高官候補の人選で「トランプ家」の影響力が増すことになる。
共同議長には、米金融大手「キャンター・フィッツジェラルド」最高経営責任者(CEO)のハワード・ラトニック氏と、プロレス団体「WWE」のCEOやトランプ前政権の中小企業庁長官を務めたリンダ・マクマホン氏が起用された。副大統領候補のJ・D・バンス連邦上院議員も、ジュニア、エリック氏とともに名誉議長を務める。
トランプ家では、エリック氏の妻ララ氏が共和党全国委員会の共同委員長を務め、今回の選挙に深く関与している。一方、前政権で政権中枢にいた長女イバンカ氏は選挙運動には関与していない。【ワシントン秋山信一】
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