アメリカ政府は、ブリンケン国務長官が今月24日から中国を訪問すると発表しました。ロシアへの半導体などの輸出を巡り、中国側に対して制裁を警告する見通しだとの報道も出ています。

アメリカ国務省によりますと、ブリンケン長官は今月24日から26日までの日程で中国の上海と北京を訪問し、中国政府の高官らと会談する予定です。中東情勢やロシアによるウクライナ侵攻、台湾や南シナ海の問題などについて協議する見通しだとしています。

こうした中、イギリスのフィナンシャルタイムズ紙は、ブリンケン長官が中国の王毅外相に対して、軍事転用が可能な半導体などのロシアへの輸出をやめない場合は懲罰的措置をとる考えを伝える見通しだと報じました。

関係者によると、中国の金融機関などを対象にした制裁が検討されているということです。

ブリンケン長官は19日の会見で、「中国は半導体など軍事転用可能な物資をロシアに供与し、国防産業の再建に大きく貢献している」と批判していました。

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