米連邦下院で20日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し総額約608億ドル(約9兆4000億円)を支援する緊急補正予算案が可決されたことを受け、ウクライナのゼレンスキー大統領はX(ツイッター)に「米下院、(民主・共和)両党、そして歴史を正しい軌道に乗せ続ける決断をしたジョンソン議長に感謝する」と投稿した。

 ゼレンスキー氏は「米国が守ろうとする限り、民主主義と自由は負けることはない」と述べ、予算案の可決は「戦争の拡大を防ぎ、何千もの命を救い、我々両国が強くなるのに役立つだろう」と展望を語った。

 ゼレンスキー氏は先月、自らジョンソン議長に電話で予算案の可決を求めていた。

【ベルリン五十嵐朋子】

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