ロイター通信などによると、イラクの首都バグダッド南郊の軍事施設で19日夜、爆発があった。この施設は親イランのイスラム教シーア派民兵組織「人民動員隊」(PMF)のもので、戦闘員1人が死亡、8人が負傷したという。イラク当局筋によると、空爆とみられるが、攻撃主体は不明だ。イランと対立する米国、イスラエルの双方とも関与を否定している。
PMFはイラクの治安部隊として活動しつつ、イランの支援を受け、イラク駐留米軍への攻撃に関与してきたとされる。PMFは声明で「爆発により物的損害や負傷者が出た」と述べ、詳細を調査中だとした。
報道によると、今回の爆発について、米当局者は「イラクで米軍の軍事活動はなかった」と述べ、関与を否定。イスラエル当局者も米CNNの取材に対し、関与を否定した。【松井聡(ワシントン)、国本愛】
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