イスラエルが行ったとされるイランへの攻撃をめぐり、イランの外相は「子どものおもちゃのようなものだった」などと述べました。イスラエルから中継です。
イスラエルによるものとみられるイランへの攻撃から24時間以上たちますが、政府は現時点においても公式なコメントを発表しておらず、イスラエル市民の間の関心も薄れつつあるように感じます。
イランのアブドラヒアン外相は19日、アメリカNBCテレビのインタビューに応じ、イスラエルがイランに対して行ったとみられる攻撃について「攻撃は空爆ではない。ドローンというよりも、子どものおもちゃのようなものだった」などと述べ、使用された兵器はミサイルでなかったことを強調しました。
また、今回の攻撃がイスラエルによるものとの認識は示さず、「イスラエルがさらなる重大な攻撃を開始しなければ、イランは反応しない」などと述べ、現時点では対抗措置を見送る考えを示しました。
イスラエルによるものとみられる攻撃以降、イラン政府の要人が発言するのは、これが初めてとみられます。
攻撃があった19日の夜には、イラクにあるイランが支援する民兵組織の基地で爆発が発生し、ロイター通信によりますと1人が死亡しました。
アメリカCNNは“イスラエルの当局者が関与を否定した”と伝えているほか、アメリカ中央軍も「きょうアメリカはイラクで空爆を行っていない」としています。
イスラエルによる“反撃”との関連は不明ですが、反撃の対象にはイランの支援を受ける組織も選択肢だと指摘されていたこともあり、今後の状況は予断を許しません。
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