ロシア国防省はウクライナと国境を接する西部の州に、ウクライナ軍の越境攻撃があったと発表しました。これまでに5人が死亡し、ロシア側の3つの集落が制圧されたとの情報も出ています。

ロシア国防省は6日、西部クルスク州でウクライナ軍の兵士およそ300人が戦車や装甲車などを伴って越境攻撃を行ったと発表しました。この攻撃で、これまでに住民ら5人が死亡、24人が負傷したということです。

双方による戦闘は7日も続いているとみられ、独立系メディアはウクライナ軍がロシア側の3つの集落を制圧し、複数のロシア兵を捕虜にしたと伝えています。

プーチン大統領は7日、政府との会議の冒頭で「ウクライナが大規模な挑発に乗り出し、民間施設などに無差別の砲撃を行った」と述べ、地元への支援など早急な対応を指示しました。

今回の越境攻撃についてゲラシモフ参謀総長は、ウクライナ軍の部隊が最大1000人にのぼるとしたうえで、ロシア領深くへの進軍は阻止したと主張しました。

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