バングラデシュで、政府に対する大規模デモにより首相が辞任したことを受け、ノーベル平和賞の受賞者を最高顧問とする暫定政権の発足が決まりました。
バングラデシュでは、公務員の採用枠を巡る抗議活動から発展した大規模な反政府デモの末、シェイク・ハシナ首相が5日に辞任しました。
現地メディアによりますと、大統領府は6日、選挙を実施するまでの暫定政権を発足させ、最高顧問にムハマド・ユヌス氏を起用することを決めました。
ユヌス氏は、貧困層の人たちに無担保で少額を融資する「グラミン銀行」を創設し、2006年にノーベル平和賞を受賞しています。
ユヌス氏は7日、声明を出し「落ち着いて新たな国を作る準備をしよう」と国民に呼び掛けました。
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