イスラム組織「ハマス」の最高指導者が殺害されたことを受け、国連安全保障理事会で緊急会合が開かれ、各国から戦闘の激化を懸念する声が相次ぎました。
国連安保理は31日、イスラム組織ハマスの最高指導者・ハニヤ氏が殺害されたことを受け、緊急会合を開きました。
理事国からは、中東地域全体が不安定化することを懸念する声や、関係国に自制を求める声が相次ぎました。
国連日本代表部 志野光子次席大使
「地域が全面戦争の瀬戸際にあることを懸念している。国際社会はこれを回避するためのあらゆる努力をすべきだ」
ただ、イランがハニヤ氏の殺害を「テロ行為」だと非難し、イスラエルへの制裁を求めた一方で、アメリカがハマスに影響力のあるイランの責任を指摘するなど、各国の立場には大きな隔たりがあり、事態収拾の糸口は見えていません。
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