アメリカのバイデン大統領の大統領選からの撤退に伴い、後継に推薦されたハリス副大統領が陣営スタッフを激励し、出馬する意向を改めて示しました。ワシントンから報告です。
(小島佑樹記者報告)
ハリス氏は、フレッシュさを前面に出しつつも、元検事という経歴を武器にトランプ氏との対決姿勢を打ち出しました。
ハリス副大統領
「今後106日、私たちにはやるべきことがある。有権者の家を回り、人々に話しかけ、電話をかけなければならない。そして選挙に勝つ」
ハリス氏は陣営スタッフを激励したうえで、今回の選挙について「自由と思いやり、法の支配がある国か、それとも混乱、恐怖、憎しみの国かを選ぶものだ」と訴えました。
有罪評決を受けたトランプ氏との違いを際立たせることで、支持の拡大を狙っています。
民主党内では、重鎮のペロシ元下院議長や対抗馬と目されていた有力知事らが軒並みハリス氏の支持を表明しました。
AP通信の調査によりますと、ハリス氏は先ほど、党の候補指名に必要な州の代表者の過半数を超える支持を確保したということです。
バイデン氏の撤退表明からわずか1日で、ハリス氏が民主党の候補となるのが確実な情勢です。
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