ミャンマー国軍が刑務所外へ移送したとして詳しい所在が不明になっている民主派指導者アウンサンスーチー氏を巡り、英国在住の次男キム・エアリスさんは18日、民主派による攻撃を防ぎたい国軍により「人間の盾」として使われていると懸念を示した。英スカイニューズ・テレビのインタビューに答えた。
国軍報道官は16日、猛暑対策を理由に、拘束中のスーチー氏を首都ネピドーの刑務所から別の場所に移送したと米メディアなどに説明した。スーチー氏の所在は不明で、民主派が国軍への攻撃で対象とする施設の選定に影響する可能性がある。
ミャンマーでは2021年2月のクーデター以降、軍事政権を認めない民主派や少数民族武装勢力と国軍の戦闘が続く。今月4日には民主派が複数の無人機でネピドーの軍事施設などを狙う異例の攻撃を仕掛けた。(共同)
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