ドイツで、ウクライナへの軍事支援を妨害するため、爆発物を準備するなどロシアのためにスパイ行為をした疑いで、ロシア系ドイツ人の男2人が逮捕されました。

 ドイツの外務省や地元メディアによりますと、ドイツの検察当局は18日、ウクライナへの軍事支援を妨害する目的で、スパイ行為をはたらいた疑いで、ロシア出身で、ドイツ国籍の男2人を逮捕したと発表しました。

 容疑者のうち1人は、2016年9月までのおよそ2年間、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力に所属していたということです。

 この男は、去年10月からロシアの諜報機関の関係者と連絡を取り合い、ウクライナ兵が訓練を受けているドイツ国内の米軍基地などを攻撃するために爆発物を用意したり、軍用品の映像を撮影して送信したりしていた疑いが持たれています。

 もう1人の容疑者は、その活動を遅くとも今年3月から手助けしていたとされています。

 ドイツ外務省は、ベルリン駐在のロシア大使を召喚し、抗議しました。

 一方で、ロシア大統領府のぺスコフ報道官は、「この問題に関する情報は何も持っていない」と主張しています。

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