複数の米メディアは4日、高齢による衰えへの懸念により11月の米大統領選からの撤退圧力が強まっている民主党のバイデン大統領(81)が、「午後8時以降には予定を入れず、睡眠をしっかり確保する」と述べたと報じた。3日に同党の州知事20人以上と会談した際の発言という。バイデン氏は、共和党のトランプ前大統領との6月27日のテレビ討論会で言葉に詰まるなど精彩を欠いた。「疲労があった」と弁明しており、「対策」を示した格好だ。
報道によると、バイデン氏は討論会後に医師の診察を受けた。3日の知事らとの会談では「体調に問題はない」と説明。さらに「私は大丈夫だ。脳はどうだか分からないが」と述べたという。米紙ニューヨーク・タイムズは「何人かは冗談と受け取っていたが、少なくとも1人はそう受け取らず困惑していた」と伝えた。【ワシントン松井聡】
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