噴き出す溶岩が夜空を赤く染めました。
■ヨーロッパ最高峰の活火山「エトナ山」噴火
噴火したのは、イタリア・シチリア島にあるエトナ山。標高およそ3330メートル。活火山としてはヨーロッパで最も高く、火口がいくつもあることで知られています。この火口が噴火したのは4年ぶりだということです。
■「非常事態」炎が“住宅街”のみ込む
一方、アメリカでは山火事の炎で夜空が赤く染まっています。
アメリカ・カリフォルニア州北部で大規模な山火事が発生。40℃近い高温と乾燥が続くなか、炎は周辺の住宅地へと拡大。次々と家をのみ込んでいったのです。
州知事は非常事態宣言を発令。住民1万3000人に避難命令も出されました。
避難した住民
「これまでで一番危険よ。家の前に大きな火の粉が落ちてきて、もう無理だと思ったの」
1400人を超える消防士が地上で消火にあたるとともに、空からも大量の水などを炎めがけて投下。ピンク色のものは燃えにくくする薬剤。炎の拡大を防ぐ効果があります。
激しさを増す山火事との闘い。「新型機」も投入されています。新型の空中消火機はドラム缶50本分の水をわずか6分で積み込めるため、消火にあたる回数を増やせるということです。
新型空中消火機の機長
「ジェットコースターみたいなものさ。小さな火種を見つけたり、家を守ったり、消防士たちを助けたり、それができれば最高だね」
一方で気候変動が進むなか、山火事にも変化が。今までにない場所で発生することが増えたといいます。
アメリカ 森林局 消防航空局の幹部
「自信を持って言えるのは、今日の状況は過去とは異なっているということ。その影響は年々大きくなり、これまで見たことなかった火災が次々と現れている」
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