米連邦議会の召喚に応じなかったとして、議会侮辱罪で禁錮4月の有罪判決を受けたスティーブ・バノン元首席戦略官が1日、東部コネティカット州の刑事施設に出頭し、収監された。米メディアが報じた。
バノン氏は、11月の大統領選で返り咲きを目指すドナルド・トランプ前大統領の元側近。同様の罪で起訴されたピーター・ナバロ元大統領補佐官は3月、南部フロリダ州の刑事施設に収監されている。
バノン氏は出頭に先立ち、集まった支援者を前に「これが専制政治に立ち向かうことであるなら、ジョー・バイデン(大統領)に立ち向かうことであるなら、私は刑事施設に入ることを誇りに思う」などと語った。
バノン氏は、2021年の米連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会の召喚に応じなかったとして、議会侮辱罪で起訴された。22年7月に1審で有罪評決を受け、今年5月には控訴を退けられていた。首都ワシントンの連邦地裁は6月、バノン氏に対して、7月1日までに出頭するよう命じていた。【ワシントン西田進一郎】
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