イギリス政府は香港に関する報告書で、香港で3月に施行されたスパイ行為などを取り締まる国家安全条例について国際人権法に矛盾すると批判しました。
イギリスのキャメロン外相は15日に発表された報告書で、2020年に香港で施行された国家安全維持法によって「政府への反対意見はほとんど排除され、犯罪とされるようになった」と指摘しました。
また、3月に異例の速さで成立した国家安全条例についても国際人権法に反するとし、金融センターとして発展してきた香港の今後に懸念を示しました。
一方、中国外務省は今月16日、「イギリスの報告書は事実を無視し、内政への乱暴な干渉だ」と反発しました。
そのうえで「中国の国家安全を破壊する犯罪者をかばうことはやめよ」と警告しました。
画像:イギリス政府のHPから
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