米太平洋陸軍は16日までに、フィリピン軍との共同軍事演習の一環として、中距離ミサイルが発射可能な装置を同国ルソン島に11日に展開したと発表した。米露の中距離核戦力(INF)廃棄条約失効を受け、地上発射型のミサイル装置を配備する初の例とみられる。南シナ海で軍事活動を継続する中国をけん制する狙いがある。
太平洋陸軍は声明で「フィリピン陸軍との相互運用性や即応力、防衛能力を高める重要な節目となる」と意義を強調した。発射装置には迎撃ミサイル「SM6」や巡航ミサイル「トマホーク」が搭載可能という。(共同)
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