アフリカのケニアで増税に反対し、国会を襲撃したデモ隊に向けて治安部隊が発砲し、これまでに少なくとも5人が死亡しました。
ケニアの首都ナイロビで25日、新たな増税法案の採決が行われていた国会をこれに反対する数千人規模のデモ隊が襲撃し、施設の一部からは火の手が上がりました。
地元警察は催眠ガスなどでは鎮圧できなかったことから、実弾を発射し、地元医師会によりますと、これまでに5人が死亡、31人が負傷したということです。
ルト大統領は2年前、貧困撲滅を掲げて選挙に勝利したものの慢性的な財政難から増税を進めようとしていて、国民の怒りが高まっていたということです。
騒乱はケニア各地へ飛び火していて、一部では治安部隊と衝突が起きているとの情報もあります。
地元メディアは、警察を支援するためケニア軍が動員されたと報じています。
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