中国軍は南シナ海で海空合同の軍事演習を実施したと発表しました。日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピンの4か国が7日に南シナ海で行った共同訓練に対抗する狙いがあるとみられます。

南シナ海を管轄する中国軍南部戦区の報道官は9日、南シナ海で7日と8日に海空合同の軍事演習を行ったと発表しました。発表によりますと、戦闘機や艦船などによるパトロールや海空共同の攻撃訓練を実施。報道官は「引き続き戦闘準備を強化し、国家主権と安全を断固として守る」と表明しました。

7日には日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピンの4か国が南シナ海のフィリピンの排他的経済水域で共同訓練を行っていて、今回の発表には、これに対抗する狙いがあるとみられます。

南シナ海では去年以降、フィリピンとの間で対立が激化しています。

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