中国の習近平国家主席はロシアのラブロフ外相と北京で会談しました。ロシア側は今年行われるプーチン大統領の訪中に向けた「重要な段階」だと習主席が歓迎したとしています。

ロシア外務省は9日、習主席がラブロフ氏の訪問を受け、今年行われるプーチン氏の公式訪問に向けた準備の「重要な段階」だと歓迎したと発表しました。

プーチン氏訪中の詳しい時期については触れていません。

プーチン氏は来月、大統領として通算5期目を迎えますが、その初の外遊先として中国が取り沙汰されていて、今回のラブロフ氏の訪問で調整が行われた可能性があります。

また、ラブロフ氏は、今年6月の上海協力機構首脳会議や、10月に行われる中ロなどでつくるBRICSの首脳会議でも両首脳の会談が予定されているとし、関係強化をアピールしています。

一方、中国国営の中央テレビによりますと、習主席はロシア側と意思疎通しながら、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国との団結を図る考えを伝え、「グローバル統治の変革を推進する」として、欧米主導の国際秩序に対抗する姿勢を示しました。

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