2023年11月、軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載して打ち上げられる新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」=北朝鮮・東倉里の西海衛星発射場(朝鮮中央通信=共同)

米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)は16日、北朝鮮が北西部東倉里にある西海衛星発射場で軍事偵察衛星の発射計画を何らかの理由で一時中断したが、4月末までに打ち上げる可能性があるとの分析を明らかにした。商用衛星による写真や韓国政府当局者の発言を基にした。

韓国の申源湜国防相は、北朝鮮が最重要の祝日とする故金日成主席の生誕記念日「太陽節」の15日に発射することを目標としていたが、予定より準備が遅れているとの見方を示していた。

衛星写真によると、金正恩朝鮮労働党総書記らが利用することがある観覧施設の近くで8日に車両3台が確認されたが、10日は1台に減っていた。発射場の管理警備本部前でも8日には約10台の車両が集まっていたが、10日までに全て別の場所に移動していた。

CSISは「発射計画は延期されたが、近く実施するための準備を進めている」と推測した。(共同)

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