スナク英首相=ロンドン郊外の首相別荘(ゲッティ=共同)

【ロンドン=黒瀬悦成】スナク英首相は16日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、イランによる無人機攻撃を受けたイスラエルの安全保障への確固たる支持を改めて表明した。ネタニヤフ氏は、英国が空軍機を出撃させてイランの無人機を撃墜したことに謝意を表明した。

スナク氏は「イランは大誤算により世界で孤立を深めている」とし、先進7カ国(G7)が外交的対応を調整中だと指摘した。

一方で「事態が大きくエスカレートすることは誰の得にもならない」として当事者らに冷静さを取り戻すよう求めた。

スナク氏はまた、パレスチナ自治区ガザへの人道物資の搬入のため可能な限り迅速に支援ルートを新設するようネタニヤフ氏に求める一方、イスラム原理主義組織ハマスが13日、イスラエルの休戦案を拒否したことに失望を表明した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。