ウクライナ保安局(SBU)は16日、ロシア西部ブリャンスク州のレーダー設備を無人機7機による攻撃で破壊した。SBUの情報筋が共同通信に明らかにした。ロシアの監視能力を低下させたことで、ウクライナ軍はロシアへの無人機攻撃などを実行しやすくなると主張した。
レーダーはブリャンスク州と接するウクライナ北部を監視範囲にしていたという。情報筋によるとSBUは、ロシア西部ベルゴロド州でも同型のレーダー設備を破壊した。
ゼレンスキー大統領は15日公開の米公共放送(PBS)とのインタビューで、中部キーウ(キエフ)州最大の火力発電所が今月、ロシア軍のミサイル攻撃で破壊されたことについて「迎撃用ミサイルが枯渇しているからだ」と強調。米国などに防空態勢の強化を支援するよう訴えた。(共同)
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