中国外務省の林剣副報道局長は16日の記者会見で、日本の2024年版外交青書について「中国脅威論を言い立て、中国の内政に干渉しており、断固反対する」と述べ反発した。青書が台湾海峡の平和と安定に言及したことや東・南シナ海で中国による一方的な現状変更の試みが続いていると指摘したことを問題視したとみられる。
林氏は青書が「中国を侮辱する常とう句を踏襲している」と不快感を示し「誤ったやり方を正すよう日本に促す。挑発や陣営対立をつくり出すのをやめるべきだ」と主張した。
青書は昨年11月の日中首脳会談で確認した「戦略的互恵関係」を5年ぶりに書き込んだが、林氏は戦略的互恵関係の考え方に基づき建設的かつ安定的な日中関係を築くために「努力」するよう日本に求めた。(共同)
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