アメリカ連邦最高裁判所は、殺傷性を著しく高めることができる銃の部品について、これまで出されていた禁止令を無効にする判断を出しました。銃規制の取り組みが一歩後退することになります。
禁止令が無効化されたのは、半自動小銃を、機関銃に匹敵する速度で連射できるようにする部品、「バンプ・ストック」です。
この部品を巡っては、2017年にラスベガスの音楽イベント会場で11分間に60人が殺害された銃乱射事件を受けて、トランプ大統領が販売と所持を禁止していました。
アメリカの連邦最高裁判事は、トランプ政権時代に9人中6人が保守派となりましたが、今回はその保守派が、禁止は連邦法を逸脱しているとして、無効と判断しました。
銃規制団体の反発が予想され、11月の大統領選への影響が注目されています。
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