がんと診断されたイギリスのウィリアム皇太子の妻・キャサリン妃が、およそ半年ぶりに公務に復帰することが発表されました。

イギリス王室は14日、キャサリン妃が15日にロンドンで行われるチャールズ国王の誕生日を祝う行事に出席することを発表しました。

キャサリン妃が公務を行うのは去年12月以来、およそ半年ぶりです。

ジョージ王子ら子どもたちと一緒に馬車に乗って、バッキンガム宮殿の前の通りを行進するほか、近衛騎兵らによるパレードを見学し、その後、バッキンガム宮殿のバルコニーから姿を見せる予定だということです。ただ、キャサリン妃の体調を優先し、予定が急遽変更される可能性があるとしています。

キャサリン妃は公務復帰にあたり、コメントを公表。「この数か月の間にいただいた、たくさんの温かい応援や励ましのメッセージに、感激しました。そのおかげで、私たち夫婦は辛い時期を乗り越えることができました」と感謝の言葉を述べました。

体調については「少しずつ良くなっていますが、良い日もあれば、悪い日もあります」としていて、今後、数か月間は治療を続けるということです。

そして、「国王の誕生日パレードに家族で参加するのを楽しみにしている」としたうえで、まだ全ての公務に復帰はしないものの、「夏の間にもいくつかの公務を行いたい」としています。

キャサリン妃は今年1月、腹部の手術を受けた際は「がんではない」とされましたが、その後の検査でがんが見つかりました。部位など詳しい病状は明らかにしていませんが、公務を休み、治療を続けています。

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