ロシアによる侵攻が続くウクライナの復興支援を話し合う国際会議がドイツで開幕し、ゼレンスキー大統領が演説で破壊されたエネルギー施設の復旧に向けた財政支援を訴えました。

11日、ドイツ・ベルリンで開かれた「ウクライナ復興会議」にゼレンスキー大統領は対面で出席して演説し、ロシアのミサイル攻撃などにより、冬に必要な電力供給能力の半分が失われたと指摘しました。

そのうえで、破壊されたエネルギー施設の早期復旧や新たな施設の整備のための財政支援や投資を呼びかけました。

また、EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は「ロシアに代償を支払わせる」と述べて、凍結されたロシアの資産から得られた収益をウクライナの防衛や復興に充てると説明しました。

そして、13日からイタリアで始まるG7サミットでもこの収益について「ウクライナがより早く、より多く活用するための方法を議論する」と述べました。

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