夏のパリオリンピックパラリンピックの競技会場となる世界遺産・ベルサイユ宮殿で11日、火災が発生しました。けが人はいませんが、一時、観光客らが避難する騒ぎとなりました。

 パリ近郊にあるベルサイユ宮殿で11日午後3時すぎ、火災が発生しました。

 現場は、屋上近くの改修工事現場で、消防士がすぐに火を消し止めました。

 観光客が一時、避難する騒ぎとなりましたが、けが人や展示品の損傷はありません。

 およそ1時間後の午後4時半には、入場が再開されました。

 ベルサイユ宮殿は、ルイ14世が17世紀後半に着工を指示したフランス絶対王政時代を象徴する建物で、バロック建築の代表作です。

 1979年には、庭園とともに、フランスで初めての世界遺産に登録されています。

 来月26日に開幕するパリオリンピックでは馬術と近代五種、8月28日に開幕するパラリンピックではパラ馬術が庭園に建設された仮設の競技場で行われます。

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