ロシアと同盟関係にあるベラルーシの国防相は、ロシア軍の戦術核兵器の演習にベラルーシ軍も参加していると明らかにしました。

ベラルーシのフレニン国防相は10日、ロシア軍が実施している戦術核兵器の使用を想定した演習について、ベラルーシ軍が演習の第2段階に参加していると発表しました。

ベラルーシには去年、ロシアの戦術核が配備されています。

フレニン氏は、欧米側がウクライナへ供与した武器でロシア領への攻撃を認めたことなどに触れ、「西側の指導者らが軍事分野で攻撃的な政策をとっている」とし、「われわれはいかなる脅威にも対応する決意がある」と表明。ロシアと連携して欧米をけん制する狙いがあるとみられます。

ロシア国防省は先月下旬、ウクライナ侵攻の拠点となっている南部軍管区で戦術核兵器の演習を開始したと発表。3段階ある演習の第2段階にベラルーシも参加すると説明していました。

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