アメリカの5月の雇用統計が発表され、就業者の伸びが市場予想を大幅に上回りました。

 アメリカ労働省が7日に発表した5月の雇用統計によりますと、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数は前の月と比べて27万2000人増えました。

 市場が事前に予想していた18万5000人程度の増加を大幅に上回りました。

 また、失業率は4.0%で、前の月から0.1ポイント悪化しました。

 インフレに影響を与える労働者の平均時給は前の年の同じ月と比べて4.1%増で、市場予想を上回りました。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、11日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開きます。

 FRBは物価や雇用の情勢を慎重に見極めて、年内の利下げについて判断をするものとみられます。

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