ドジャースの大谷選手の口座から不正送金した銀行詐欺の罪などに問われている元通訳の水原一平被告が4日、罪を認める答弁を行いました。量刑は10月に言い渡される予定です。

裁判所に黒のジャケットに白シャツ姿で到着した水原被告。この日もマスコミからの問いかけに応じることはありませんでした。

水原被告は、大谷選手の口座から日本円でおよそ26億円を不正送金した銀行詐欺など、2つの罪に問われています。

審理で判事は、検察側と合意していた司法取引の内容などを改めて確認しました。

その後、起訴内容について問われると、水原被告は「ギャンブルで多額の借金を抱えてしまい、返済のために考えついた唯一の方法が彼の金を使うことだった」などと述べ、2つの罪について「ギルティ―」と答弁し、罪を認めました。

量刑は、10月25日に言い渡される予定で、最長で禁錮33年になりますが、司法取引が成立しているため、刑事事件に詳しい弁護士は「禁錮8年半~12年」との見通しを示しています。

一方、水原被告の有罪答弁を受け、大谷選手は日本語と英語でコメントを発表。「この事件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思ってます」などとしています。

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